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電動歯ブラシ

こんにちは、衛生士の鈴木です。今回は、使っている方も多いかと思いますが、電動歯ブラシについてお話ししたいと思います。
電動歯ブラシにはいくつか種類があります。電動歯ブラシとは、電気の動力によりヘッドを動かし歯面清掃を行う歯ブラシの総称で、①電動歯ブラシ②音波歯ブラシ③超音波歯ブラシに分類できます。


ます、①電動歯ブラシはブラシのヘッドが毎分2000~6000回の往復あるいは回転運動をします。
②音波歯ブラシ音波歯ブラシは、音波の振動を利用して高速(毎分30000ストローク前後)でヘッドが動きプラークを除去します。また口の中に水分があるとブラシの高速回転により気泡が発生しますが、あまり強い洗浄効果はありましせん。音波歯ブラシは大きめの振幅の高速運動をするためヘッドを磨きたい部位に留めて手では動かさずブラッシングしていきます。一般的な音波歯ブラシは260ヘルツ前後の音波を利用してます。
③超音波歯ブラシ超音波により超高速(毎分1500000ストローク前後)でヘッドを動かします。水分が口の中にあると、流体効果と加速度エネルギーが発生し、歯ブラシによる刷掃に加えプラークを破壊する効果があります。超音波歯ブラシねヘッドの振幅は非常に小さいです。周波数は1.6メガヘルツ付近です。


では、電動歯ブラシのほうが、手用歯ブラシより汚れが落ちるのか?プラークの除去率はブラッシングの方法やブラシヘッドの大きさ、形態に左右されないことが証明されてます。電動歯ブラシと手用歯ブラシとでは差は生じるのでしょうか?唇側な歯の間などを電動歯ブラシと手用歯ブラシで磨いた場合、電動歯ブラシの方がプラークの除去率は高い結果がでますがさほど差はないと言えます。電動歯ブラシの優れた点は、効率良くプラークを除去できることです。手用歯ブラシで力の加減が上手く出来ない方や小さく細かい動きが出来ない方磨き終わりまでの時間を短縮したい方などには電動歯ブラシは強い味方となります。
ただし、使い方を誤ると磨き残しが多くなったり、傷をつけてしまったりすることがあります。なので、電動歯ブラシを使ってみたいと思ってるいる方などは、一度ドクターや衛生士に聞いてみて下さい。

                    参考資料 デンタルはイジーン
            ヤガサキ歯科医院で試せる電動歯ブラシソニッケアー


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知っておこう! 唾液のチカラと酸蝕症の関係

酸蝕症には内因性と外因性があり,その病因や好発部位,唾液との関係について見てきました。酸蝕症から歯を守る唾液の作用※を考慮すると,内因性と外因性によって対処方法が変わってきます.

※酸蝕症から歯を守る唾液の作用
・自浄·洗浄作用:粘膜や歯の表面を覆い咀嚼時に食物を付着しにくくしたり,洗い流したりする
・被覆作用: 唾液由来の糖タンパクを含むペリクルが歯の表面を覆い, 酸から歯を守る
・pH緩衝作用:唾液中の重炭酸塩により, プラーク中の pH が急激に低下するのを防ぐ
・再石灰化作用:唾液中のカルシウムやリン酸塩などのミネラル分が, 歯を修復する

今回はそれぞれの対処方法と,酸蝕とう蝕における唾液の役割の違いについて考えてみます。


内因性酸蝕症への対処
胃食道逆流症(GERD)など内因性酸蝕症患者では,「食事中よりも食間に胃液が逆流することが多くあります, 食間の安静時には唾液量が少なく,また唾液の pH 緩衝能も下がっています。唾液の役割を考慮すると酸蝕症予防のためには,食事中よりも食間にいかに唾液の作用を引き出すかにかかっています。そのため, まず唾液量確保のための水分の補給を十分に行い,食間にシュガーレスガムなどを噛むことで刺激時唾液を頻繁に出させる工夫が必要です。 また口呼吸になると乾燥して, 睡液が歯を十分に覆うことができなくなるため,口呼吸がある場合にはその対策も必要です。なお,シュガーレスガムを噛み唾液分泌を促すことで, 胃食道逆流症の症状が軽減するともいわれており、効果的な対策といえます。


外因性酸蝕症への対処
一方,酸性食品を偏って摂取することによる、外因性酸蝕症患者では,歯が酸に触れるタイミングは食事のときから食直後です。唾液を考慮した指導でも,食事中の唾液の働きを引き出す必要があります.つまり酸性食品を洗い流し,中和する唾液の作用が必要です。食事中にはよく噛むことを推奨し,刺激時唾液をたくさん出させます。刺激時唾液は pH 緩衝能が高く、酸性に傾いた口腔内を中和します

例1)赤ワインを長時間飲んでそのまま寝てしまう
→赤ワイン+おつまみなどを食べる様にする
◉ほかの食品により赤ワインの酸が中和される
◎よく噛むことで刺激時唾液をたくさん出させる

例2)赤ワインを飲んですぐに歯磨きをする→うがいなどで食物残渣を洗い流した後,ワインを飲んでから30分ほど待って歯磨きをする
◉唾液のpH緩衝能により口腔内が中性に戻った後に歯磨きをする
◉硬い歯ブラシや,研磨剤の粒子が粗い歯磨剤は避ける※酸性飲食物でない場合は食後すぐの歯磨きが推奨される(諸説あり)

う蝕と酸蝕では異なる唾液の役割
唾液の作用の違い語蝕はプラークコントロールが悪い環境において,糖が存在し唾液の力も落ちてくると罹患します。ところが酸蝕は,プラークコントロールがよくても生じるため注意が必要です.つまりプラークコントロール以外の注意も必要です.う蝕から歯を守る唾液の作用のうち pH 緩衝作用が大きな役割を果たしています.一方,酸蝕症では唾液の pH 緩衝能が低下した人に多いという報告がある一方,内因性酸蝕症のようにもともとpH 緩衝作用が期待できない食間に進行することもあり、それよりも自浄・洗浄作用やペリクルによる被覆作用が大きな役割となります.その際,脱灰の違いにも着目する必要があります。う蝕は表層下脱灰であり再石灰化が期待できるのでフッ化物塗布などが効果的ですが,酸蝕では強い酸によりエナメル質表層からダイレクトに脱灰(実質欠損)が進んでいるため,酸蝕された後のフッ化物塗布では再石灰化による修復効果は少なくなります。そのため酸蝕症の進行を緩め予防するには,脱灰される前にエナメル質表面を守る“ペリクル”の存在が重要になります。


ペリクルの獲得
ペリクルの獲得には唾液由来のタンパク質が必要で,酸蝕によりペリクルがないむき出しになったエナメル質を保護するためには、唾液で一層カバーすることが必要です.
メインテナンス時にもPMTCによりエナメル質表面のペリクルが剥がされます。唾液が少ない方には牛乳由来成分の CPP-ACP 配合ペースト(MI ペースト/ジーシー)などでコーティングしてもらうと良いでしょう。

デンタルハイジーン参照 大石

口臭予防について

歯科衛生士の牧野です。今回口臭予防についてお話しします!

口臭予防で、より美しい口元に。
気になる口臭は日々のケアで予防することが可能です。3つのポイントでより美しい口元になりましょう。

口臭の気になる原因の6割は口汚れ(舌苔:ぜったい)!?
口臭の6割は舌苔(ぜったい)による「生理的口臭」が原因
口臭には歯周病や進行したむし歯などによる「病的口臭」、口腔内の不潔さによる「生理的口臭」などいくつも原因があります。その中でも口臭の6割は舌苔(ぜったい)と呼ばれる「生理的口臭」が原因と言われています。

舌苔とは舌に強く付着した細菌のかたまり舌苔とは舌の表面につく、白い苔のような細菌のかたまりです。舌の表面にある舌乳頭(ぜつにゅうとう)という細かい突起の中に食べカスなどが溜まり、細菌のすみ家となり、舌苔として舌に強く付着します。うがいだけでは取れない頑固な汚れ舌苔は舌に強く付着しているので、うがいだけでは簡単にとれません。ハブラシや専用の舌ブラシでしっかりとケアして口臭予防を心がけましょう。

口臭の原因(舌苔)を予防する3つのポイント
口臭予防の為には舌苔や歯垢(プラーク)などの口の汚れをしっかりと除去することが大切です。その際に重要な3つのポイントをご紹介します。

ポイント1  舌の清掃舌にこびり付いてしまった舌苔はブラシで丁寧に直接清掃しましょう。イラストのように、奥から手前に向かって、軽い力で動かして清掃してください。おえっとならないように舌を思い切り前に出すのがコツです。この時、大事なことは、舌は非常にデリケートな組織なので清掃する時は、力を入れすぎないこと。1日1回で十分です。
ハブラシを使った舌の清掃方法※公益財団法人ライオン歯科衛生研究所

ポイント2 歯垢(プラーク)をハミガキやフロスで除去歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の噛み合わせなど舌苔の原因となる食べカスや、それ自体も口臭の原因となる歯垢(プラーク)はしっかりと磨いて除去しましょう。また歯並びの悪いところや歯のすきまは毛先が届きにくく歯垢(プラーク)が残りやすいので、「デンタルフロス」を併用することで歯垢(プラーク)除去率をアップさせ、効率よく落とすことがお勧めです。

ポイント3 デンタルリンスで細菌を増やさない殺菌剤配合のデンタルリンスで舌苔の元となる細菌を殺菌し、舌苔の拡大を阻止することによって、口臭予防に効果があります。特に寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、口の中の自浄作用が低下しますので、就寝前の使用がより効果的です。

口臭ケアと歯の白さで、口元をより美しく口臭だけじゃない、歯のくすみも気になるポイント調査によると、自分の歯で、他人に見られて気になることの1位は「歯のくすみ・黄ばみ」でした。また、同調査では女性の73%が「年齢が進むにつれて、歯のくすみが気になる」と回答しています。そんな多くの人が気になる「歯の着色汚れ」を落とし、本来の白く美しい歯を保つための「美白ハミガキ」についてご紹介します。

「美白ハミガキ」の2つの効果で口元をさらに美しく「美白ハミガキ」には、歯本来の白さを保つための成分が配合されており、2つの効果が期待できます。
1.歯の着色汚れを落としやすくする効果
清掃剤や歯垢(プラーク)を分解・除去する薬用成分の酵素などが配合され、着色汚れを落とす高い効果が期待できます。
2.歯への汚れをつきにくくする効果
汚れの付着を防止する成分が配合されたものは、黄ばみの原因であるステインの付着を抑制し、白く美しい歯を保つ効果が期待できます。

ライオン クリニカ ホームページ参照

酸齲蝕とは?

こんにちは!歯科衛生士の中島です。

今回は酸蝕症についてのお話です。
まずは酸蝕症とはどのようなものかおさらい
したいと思います。歯が減ることを Tooth
Wear(トゥースウェア)といい,酸蝕(erosion),
咬耗(attrition),摩耗(abrasion)などがあり
ます。Tooth Wear は酸蝕,咬耗摩耗が
複合して起こると考えられ,97%以上の人々
歯と歯の接触によりすり減ること
歯以外のたとえば歯ブラシや食品など、
物理的な方法によりすり減ること
歯の硬組織の病的, 慢性的かつ局所的な
欠損の結果であり、細菌の関与なしに酸また
はキレート化により歯の表面が
化学的に溶けることが
罹患している一般的な問題です。しかし,酸蝕の
影響が大きい場合,歯質の崩壊が甚大となりま
す.また, Tooth Wear のうち約7%は治療を必
要とする病的な状態にあるといわれています。
酸蝕症は原因となる酸の由来から,内因性と
外因性に分けることができます。内因性酸齲蝕
とは“胃液の酸によるもの”を指します.
GERD や摂食障害などでの習慣的な嘔吐は, pH
が1~2 と低い胃液が直接口腔内に出て歯に触
れるため,急速に酸蝕が進行します。また,外
因性酸蝕症とは“口の外から入る食物や薬剤な
どの酸によるもの”です。グレープフルーツな
どの果物や炭酸飲料などの pH の低い食品を頻
繁に摂っていると,食品の酸により酸蝕が始ま
ります。

●酸蝕症と唾液のカンケイ
では唾液との関係はどうなのでしょうか。唾
液の働き、酸蝕症から
歯を守る作用には以下があげられます。
*自浄・洗浄作用:粘膜や歯の表面を覆い,
咀嚼時に食物を付着しにくくしたり、洗い
流したりする。
*被覆作用:唾液由来の糖タンパクを含むペ
リクルが歯の表面を覆い、酸から歯を守る
*pH 緩衝作用:唾液中の重炭酸塩により,
プラーク中の pH が急激に低下するのを防ぐ。
*再石灰化作用:唾液中のカルシウムやリン
酸塩などのミネラル分が、歯を修復するのが
わかるように、3大唾液腺周囲は
唾液の力によって酸蝕症は起きにくいです。
唾液の作用が減少することで、臨蝕ばかりでな
く酸蝕症にも罹患しやすくなります。そこで睡
液についてもうすこしくわしく知り、酸蝕から
歯を守る唾液の役割を考慮しましょう。

デンタルハイジーン参照


オーラルフレイル

オーラルフレイルとは8020運動を基礎とした、口腔の啓発運動の新たなスローガンです。 

 

80歳で20本自分の歯を有している人、つまり8020運動の達成者は、すでに2人に1人と5割を超えています。さらに平均寿命が男女とも80歳を超えた現在、自分の歯の数だけでなく80歳でも不自由なく快適に食事を摂ることができ、口元の容姿に自信をもって、楽しく会話できることが口の健康の指標であると考えられるようになってきています。
こういった状況を踏まえ、高齢者の口腔の健康を支えるためには、自分の歯の数を維持することに加えて、口の働きの衰えを軽視しないことの重要性が注目され、オーラルフレイルという概念が提案されました。オーラルフレイルは直訳すると口の虚弱ですが、このような口に関する些細な衰えを放置したり、適切な処置を行わないままにしたりすることで、口の機能低下、食べる機能の障害、さらに心身の機能低下までつながる負の連鎖が生じてしまうことに対して警鐘を鳴らした概念でもあります。
具体的には、日常生活における口の些細なトラブル(滑舌低下、噛めない食品の増加、むせ、口元の容姿や口臭が気になるなど)を放置もしくは軽視してしまうと、これらの状態は、相互に悪影響し合ってさらに悪化していき、食欲や意欲が低下したり、コミュニケーションの機会が減ったり食事のバランスが悪くなって、栄養に偏りが生じたりします。さらに口の機能低下(咬合力の低下、舌運動機能の低下など)が生じ、低栄養、サルコペニアのリスクが高まり、最終的に食べる機能の障害を引き起こします。

このような日常生活における口の些細なトラブルは、誰しもが避けられない老化としてとらえることもできます。しかし、自然な衰えである口の老化とオーラルフレイルの違いは、オーラルフレイルが食欲や意欲の低下、会話や外出、外食の減少、さらには活動範囲の狭小化、社会的問題、精神心理的問題と複合して生じる不自然な衰えであることです。
しかし、これらの口の些細なトラブルは、早朝に適切な対応を行えば元の健康な状態に戻ることが可能です。反対に放置してしまうと生理的に老化に加え、さまざまな口の機能の低下、それに関連する社会的問題、精神心理的問題が相互に悪影響し合って、口の機能の低下が加速度を増して進んでしまいます。この点が、自然な衰えとオーラルフレイルとの大きな違いです。

以上のことを踏まえ、東京大学高齢者社会総合研究機構の飯島勝矢教授を中心とした神奈川県オーラルフレイルプロジェクトチームでは、オーラルフレイルを以下のように定義しています。「老化に伴う様々な口腔環境、歯数および口腔機能の変化、さらに心身の予備機能力低下も重なり、口腔の健康障害に対する脆弱性が増加し、最終的に食べる機能障害へ陥る一連のの現象および過程」
このようにオーラルフレイルは、これまで老化、廃用として解釈されていた口の機能低下を可視化したモデルといえます。口の機能低下および食べる機能の障害は、オーラルフレイルの概念を構成する一要因として位置づけられます。
多くの人は、加齢とともに低下する運動機能、栄養状態、生活能力を避けられない老化とあきらめ、自ら活動範囲を狭めたり、食べにくいものを避けたりしがちです。口まわりの些細な衰えから始まる現象を見過ごしていると、自覚しないまま悪影響に陥り、やがて食欲が低下し、低栄養状態に至りします。こういった口腔に関連した、些細な衰えを自分ごととし、行動変容につなげることが、オーラルフレイルの最初の一歩となります。

 

デンタルハイジーン参照 山下

熱中症

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。

 重症度によって、次の3つの段階に分けられます

 ・Ⅰ度: 現場での応急処置で対応 できる軽症
  …… 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる) 
           筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じる 
           大量の発汗

 ・Ⅱ度: 病院への搬送を必要とする中等症
       …… 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

 ・Ⅲ度: 入院して集中治療の必要性のある重症
       …… 意識障害、けいれん、手足の運動障害
         高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

熱中症が起こりやすい場所

 熱中症といえば、炎天下に長時間いた、真夏の暑いなか運動をしていたといったケースを想像するかもしれません。しかし、実際はこうした典型的な場面ばかりではありません。実は、梅雨の合間に突然気温が上がったなど、身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあります。 
 具体的には、次のような環境では注意が必要です。

 ・ 気温が高い、湿度が高い 
 ・ 風が弱い、日差しが強い 
 ・ 照り返しが強い
 ・ 急に暑くなった

 意外なところでは、気温が低い日でも湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。
 また、家の中でじっとしていても室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあり、救急要請時の発生場所では、住宅等居住施設が全体の37%を占め最も多く、次いで道路・交通施設が25%を占めています。最近ではこの様な室内型熱中症が注目されています。 

熱中症を予防するには?

 熱中症を予防するには、次のようなことに気をつけましょう。

○ 暑さを避ける

 外出時にはなるべく日陰を歩く、帽子や日傘を使うなど。 
 家の中では、ブラインドやすだれで直射日光を遮る、扇風機やエアコンで室温・湿度を調整するなど。

○ 服装を工夫

 理想は、外からの熱の吸収を抑え、体内の熱をスムーズに逃がす服装。
 素材は、吸収性や通気性の高い綿や麻などがいいでしょう。
 また、熱がこもらないよう、襟ぐりや袖口があいたデザインもおすすめです。
 ちなみに、薄着のほうが涼しいとはいえ、インナーを着たほうが肌とインナー、インナーとアウターの間に空気の層ができ、
 外からの熱気を遮断してくれます。

○ こまめな水分補給

 暑い日には知らずしらずのうちに汗をかき、体内の水分が失われているもの。のどが渇く前からこまめに水分を補給しましょう。
 ただし、コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しません。
 また、汗をかくと、水分と一緒にミネラルやビタミンも失われます。水分補給だけではなく、ミネラルも補給するようにしましょう。
 ちなみに、スポーツ飲料は水分とミネラルを同時に補給できますが、糖分が多いのが欠点。飲み過ぎには注意が必要です。
 ミネラルを補給するには、麦茶などのほうがいいでしょう。

○ 暑さに備えた体作り

 ウォーキングやランニングなどの運動で汗をかく習慣を身につけることも、大事な予防法の一つです。
 日頃から暑さに身体を慣らしておきましょう。

熱中症の判断と応急処置

・これって熱中症? 判断基準

 気温や湿度が高い環境のなかで、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、けいれんがある、まっすぐに走れない・歩けない、体が熱いなどの症状がみられたときには、すぐに熱中症が疑われます。
 なかでも、高体温、汗をかいていなくて触ると熱い、ズキンズキンとする頭痛、めまいや吐き気、意識障害がある場合は、重症です。

・熱中症の応急処置

 熱中症が疑われる場合は、次のような応急処置を行いましょう。

  1. 涼しい環境に移す
    風通しの良い日陰や、クーラーが効いている室内に
  2. 脱衣と冷却
    衣類を脱がせて、体内の熱を外に出します。さらに、露出させた皮膚に水をかけ、うちわや扇風機などで仰いだり、氷嚢で首やわきの下、太ももの付け根を冷やし、体温を下げます。
  3. 水分と塩分を補給する
    冷たい水、特に塩分も同時に補える経口補水液やスポーツ飲料などを。ただし、意識障害がある場合は水分が気道に流れ込む可能性があります。また、吐き気や嘔吐の症状がある場合には、すでに胃腸の動きが鈍っていると考えられるので、口から水分を入れることは避けましょう。

こんなときには医療機関に!

 熱中症を疑う症状があり、意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
 意識がある場合は、前述の応急処置を行います。
 ただし、水分を自力で摂れない場合は、医療機関へ。
 また、水分を自分で摂れ、必要な応急処置を行ったものの、症状が改善しない場合も、医療機関に行きましょう。 

病院での治療方法

 第一は、身体を冷やすこと。氷枕や氷嚢などを用いて熱や炎症を取り除く 「冷却療法」が行われます。
 さらに、脱水症状などで水分や塩分、栄養素が不足している場合は、点滴でそれらを補います。

こんな人は特に注意!

 乳幼児や高齢者は、熱中症を起こしやすいもの。暑い日や湿度の高い日には特に気をつけましょう。
 まずは、乳幼児。大人よりも新陳代謝が活発で体温が高く、体外に汗を出す汗腺の発達が未熟のため、乳幼児は体温のコントロールがうまくできません。そのため、外出時には水分補給や服装に気をつけてあげましょう。顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているときには、すぐに涼しい場所に移動を。
 また、年をとると体内の水分割合が少なくなります。さらに高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいもの。そのため高齢者は熱中症になりやすいのです。加えて、心機能や腎機能が低下していると、熱中症になった時の症状が重くなりやすいという傾向もあります。
 このほか、運動に慣れていない運動部の一年生、肥満の人、寝不足や疲れなどで体調が悪いとき、二日酔いや下痢などで体内の水分が減っているときも、熱中症が起こりやすくなります。ちなみに、肥満の人に起こりやすいのは、皮下脂肪が多いと体内の熱が外に逃れにくくなるからです。

    衛生士   飯田

はみがきの歴史と口臭対策

こんにちは。歯科衛生士の秋山です。
今回ははみがきの歴史と口臭対策をお話しします。

はみがきの伝来

歯みがきの始まりが仏教からだったと、皆さんはご存知でしたでしょうか。古代インドでは、お釈迦様が、弟子たちの口がくさいため、仏前に詣でる前に歯木で歯を清掃することを勧めました。
仏教のお経に( 歯木を噛んで歯をみがく)、(舌の上をこそぐ)、(口をゆすぐ)で口中を清めなければならないと説かれています。
歯木を使って歯をみがく行為は、仏教の伝来とともにインドから中国に渡りました。16年間インドで修行した中国の僧侶・玄契三蔵が、帰国して歯木を使った歯みがきを中国に伝えたといわれています。
中国ではニームの木がないため楊柳の小枝を歯木に使ったことから「楊枝」という名称になりました 。

歯ブラシのはじまり

歯ブラシは、中国の遼や宋の時代に考案されました。牛の角や動物の骨で作った柄に、馬毛を植えたものが元祖で、その後、中国の歯ブラシはシルクロードを経てヨーロッパに伝わりました。
日本で始めての歯ブラシは、明治5年に大阪で発売された鯨楊枝です。これは、西洋の歯ブラシをまねて、鯨の髯を柄にして馬毛を植えたものでした。その後、竹の柄に豚毛を植えた竹楊枝、大正期にはセルロイド柄の歯ブラシになります。語尾に楊枝とつくのは、江戸時代の房楊枝の名残りで、明治時代の歯ブラシは歯楊枝と呼ばれていました。歯ブラシという表現は、大正3年にライオンが売り出した牛骨柄の万歳歯刷子からです。

口臭と対策

誰もが気になるお口のトラブル──それが口臭です。日本歯科医師会が2016(平成28)年に発表した調査によると、自分の口臭が気になった経験がある人は80.6%に上り、女性(85.3%)が男性(76.2%)よりも自分の口臭を気にしていることがわかりました。
その結果を年代別でみると、女性は30代、40代が最も高いことがわかりました。一方男性は10代が最も高く、20代、30代で低下していきます。つまり10代は男女とも口臭を意識し、それ以降女性は年代の上昇とともに気になる度合いが高まるのに対し、逆に男性は気になる度合いが低下し、30代が男女の意識に最も差がある世代であることがわかりました。
また自分の口臭を他人から指摘されたことがある人は約40%に上り、男性の方が女性より多いという結果が得られました。この理由として男性は女性に比べて口臭に対する意識が低いと考えられることや、女性の口臭は他人から指摘しづらいという側面もあるのかもしれません。

若年層の口臭の原因として重度の歯周病、歯牙の破折、重度のむし歯、清掃不良などがあげられます。一般的に口臭の80%以上は口腔ないとに起因するといわれており、揮発性硫黄化合物がその原因物質とされています。この化合物の発生源は歯の周りの汚れのプラークと舌表面の汚れの舌苔(ぜったい)となっていることが多いと考えられています。このたの口臭を防ぐ対策として、適切な歯磨きに加えて舌苔を取り除くお口のケアが有効です。
舌苔はうがいで取り除くことができないため、歯ブラシや専用の舌ブラシなどで舌を清掃する必要があります。
舌の奥から手前にブラシを軽い力で動かして清掃します。
このときに力を入れすぎると、舌の粘膜や味を感じる味蕾(みらい)を傷つけてしまうことがあるため、軽いブラッシングを心掛けましょう。

なお、口臭は歯や舌などのお口のケア不足のほか、内科疾患などが原因で発生することもあります。
さらに口臭を気にし過ぎるストレスか。全身の健康に悪い影響を与えることもあるため、歯や舌の清掃を行っても口臭が気になる人はかかりつけの歯科医などに相談してください。

日本歯科医師会参照

フッ化物応用について

日本でもようやくフッ化物配合歯磨剤が主流になりました。不確かな情報ではありますが、 20年くらい前は、日本におけるフッ化物配合歯磨剤のシェアは50%を下回っていた。それだけニー ズが高まってきた証拠でしょう。せっかくフッ化物配合歯磨剤を”普通に”購入できるようになってきたのですから, ここではそのパワーを最大限に引き出す方法について考えていきます。
pH4.3の脱灰液の中に歯牙を入れておくと、歯は溶けていきます。エナメル質の臨界pHよりも低い為です。
ではそこにフッ素イオンが存往するとどうなるか実験した論文があります。その結果はフツ素イオンの濃度によって異なっていました。フッ素イオン濃度が低いと脱灰を防ぐことができず齲窩になりましたが、濃度が上がるにつれ表層下脱灰になり, ある濃度になると脱灰が認められなくなりました。そして齲窩と脱灰なしの境界のフッ素イオン濃度がだいたい0.05~0.1ppmでした。ということはフッ化物配合歯磨剤を使った後で, 唾液中に残るフッ素イオン濃度がこれくらいになってくれれば齲蝕抑制効果が出そうです。

そのためにはどうすればいいでしょうか?
まず、「十分な量の歯磨剤を使う」ということ実験によるとフッ化物が1,000 ppmの歯磨剤で0.5g くらいは必要。これは普通のノズルの歯磨剤で歯ブラシの半分程度の量です。ブラッシング後の洗口も気をつけましょう30mL程度の少量の水で, 洗口回数を少なくするように心がけましょう。たくさんの水を使ったり、洗口回数が多いとフッ素イオンが残らなくなってしまう為です。
歯磨剤に含まれろフッ化物にはフッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウム, フッ化第ースズなどがあるが、 臨床的には「フッ化物による差はないとされています.これらを使って行う歯磨きは每食後と就寝前が勧められていますが, 特に就寝前が大切です。なぜなら寝ている間は唾液が出ないので, その前にフッ素イオンが供給されると唾液の少ない分高濃度に保たれ齲リスクの高い時間を乗り切れるためです。これで唾液との相補性が確保される。日本では1,500 ppmのフツ化物配合の歯磨剤も認可されろようになりました。このフッ素のパワーを活かして家庭内での齲蝕予防を取り入れたいです。特別な物品を購入いただくわけではなく , 毎日使っている歯磨剤の”使い方”をちよっと意識するだけで, 効果が出るので, 経済性, 継続性が期待できると考えています。
大石
参考文献 デンタルハイジーン7月返信転送

フッ素について

歯科衛生士の牧野です。今回はフッ素についてです。

<フッ素はどのように働くのか>

フッ素は、むし歯予防に関する様々な働きをしてくれます。フッ素配合ハミガキ剤を継続的に使用して、むし歯を予防しましょう。●酸の産生を抑制歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作るむし歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。●再石灰化の促進歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。●歯質強化歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、フッ素配合のハミガキ剤を使い、歯質強化に努めましょう。


<子供の歯の健康のため、歯医者さんでフッ素塗布>

フッ素にはむし歯の原因菌の働きを弱め、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進し、歯の表面を強化してむし歯になりにくくする働きがあります。その為、特にむし歯になりやすい「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」を持つ子どもたちにむけて、フッ素を塗布して予防するフッ化物歯面塗布法を多くの歯科医院で実施しています。

<実は大人にもフッ素は重要>

大人になると、不規則な生活や、歯科治療などにより2次むし歯(治療済の歯が再度むし歯になる)になりやすく、むし歯リスクが上昇することがあります。また年齢が進むにつれ、歯周病によって歯茎が下がってしまい、セメント質とよばれる表面が弱い部分が露出し、むし歯になりやすくなります。歯科研究では、フッ素配合ハミガキ剤を使うと歯の根元のむし歯を67%も抑制可能という結果も存在します。フッ素ケアは大人にも非常に大切なケア方法なのです。

<フッ素を口に長く残すハミガキ剤を選ぼう>

*フッ素配合のハミガキ剤は多いフッ素にはむし歯を予防する効果があるため、市販のチューブタイプのハミガキ剤の約90%にはモノフルオロリン酸ナトリウムやフッ化ナトリウムなどのフッ化物が配合されている程、フッ素配合のハミガキ剤は一般的なものとなりました。*フッ素を長く留めることが大切フッ素は歯磨きをしたあとも歯や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合って口の中で効果を発揮します。だからこそ、フッ素は長く留めることが大切です。

ライオン クリニカ ホームページ参照

唾液の働き

こんにちは!歯科衛生士の中島です。

今回は、唾液の働きについてのお話をします。

・唾液のマルチなチカラ・
人生100年時代,できれば一生自分の歯で
食べたいものです。歯を長くもたせるカギを握
るのが“唾液”です。
唾液 (saliva) は耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つの
大唾液腺と、舌や口蓋などの粘膜面に多数存在
する小唾液腺から口腔内に分泌される液体で
す。成分の99.5% が水分で、無機質と有機質
が残りの約半分ずつを占めます。
内の自浄・洗浄作用,粘膜保護作用,pH緩衝
作用,再石灰化作用,抗菌作用,食塊形成・涙
集作用,消化作用,溶解作用などがあげられま
す。
しかし、唾液の分泌量が減少しその作用も低
下すると、口腔乾燥や嚥下のしにくさ、ネバネ
バ感,口臭,舌痛症,カンジダ菌による口内炎,
臨蝕,歯周病など口腔内に影響を及ぼします。

唾液の作用をここで紹介します!
①“食べる”を助ける
・溶解作用
食物中の味覚成分を唾液中に
溶解し、味覚の発現を助ける。
・消化作用
デンプンは唾液中の消化酵素アミラーゼ(唾液
アミラーゼ;プチアリン)により、デキストリンやマ
ルトース(麦芽糖)に分解される.そのためデンプ
ンを含む食品を噛みつづけると甘味が感じられ
るようになる。
・自浄・洗浄作用
粘膜や歯の表面を覆い、咀時に食物を付着
しにくくしたり、洗い流したりする。

②口腔内の“歯や粘膜を守る”
・被覆作用
唾液由来の糖タンパクを含むペリクルが歯
の表面を覆い、酸から歯を守る。
・pH緩衝作用
唾液中の重炭酸塩が,プラーク中のpHが急
激に低下するのを防ぐ。

3. 全身の“健康を守る”
・再石灰化作用
唾液中のカルシウムやリン酸塩などのミネラ
ル分が、歯を修復する。
・抗菌作用
唾液中のリゾチーム, ラクトフェリン、ペルオキ
シダーゼヒスタチンなどの酵素・抗菌物質,
そして分泌型免疫グロブリンA(IgA)などの
抗菌因子が抗菌力を示す。
・粘膜保護や潤滑作用
唾液中のムチン(糖タンパク)が粘膜の表面を
覆い, 粘膜を保護して傷つけにくくし、発音や発
声をスムーズにする。
・抗がん作用
唾液中のペルオキシダーゼ、カタラーゼ、アス
コルビン酸などが、食物中の発がん性物質
が出す活性酸素を減少させる。
・粘膜修復作用
唾液中に含まれるタンパク質であるヒスタチ
ンに抗菌作用と創傷治癒作用があるが、「傷
を舐めると治る」という言葉があるように, 唾液
は人ばかりでなく動物においても天然の傷
薬となりうる。
・老化防止作用
唾液中のパロチンや成長因子IGF-1が老化
防止に役立つ。
こんなにたくさんの働きをしていることをご存知でしたでしょうか?

唾液を増やすためにすぐにでも、できることとしては,水分補給,食事のときによく噛むこと、ガムを噛
むこと、口腔周囲筋や舌を動かすこと,唾液腺
マッサージなどを行うこと有効です。





デンタルハイジーン参照





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