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過蓋咬合

こんにちは。歯科衛生士の松尾です。

最近,寒くなってきましたが、みなさんはいかがお過ごしですか?

今回は過蓋咬合についてお話ししたいと思います。

みなさん,歯並びに興味はありますか?

「過蓋咬合」とはオーバーバイト(垂直的被蓋:咬み合わせの深さ)が大きい状態のことをいいます。簡単にいうと出っ歯さんも過蓋咬合の一つです。

過蓋咬合の要因として,骨格性もありますが,クレンチング(歯ぎしり)や、頬杖・うつぶせ寝などの態癖が原因となっている症例も少なくありません。さらにオーバージェット(水平的被蓋:突出の度合い)も大きい症例は,咬唇癖,口呼吸などの口腔習慣の原因となっています。今回は,過蓋咬合の原因となる口腔習慣について解説します。

 過蓋咬合は,臼歯部の咬合高径(奥歯の咬み合わせの高さ)が低くなることで起こります。これにより上下顎前歯部の顎間距離も短くなると,必然的に前歯部の咬み合わせは深くならざるをえなくなり,オーバーバイトが大きくなります。この臼歯部の咬合高径を低くする原因となる口腔習癖は,おもにクレンチングであるといます。通常,クレンチングがあると歯に垂直的な力が強くかかりますが,臼歯部の咬合高径は歯の崩出力と咬合力のつり合いがとれたところで決まるため,クレンチングがある人は咬合高径が低くなる傾向にあります。また,下顎を押しつけるような力が加わる頬杖やうつぶせ寝なども併存する場合があるため,日常生活における態癖も注意する必要があります。

 さらに,口呼吸などで口唇閉鎖力が弱い,オトガイ筋(顎から首筋の筋肉)・頬筋の過緊張,また咬唇癖などの二次的な口腔習癖が重なると,オーバーバイトに加えてオーバージェットも大きくなります。たとえば口唇閉鎖力が弱いと上顎前           歯はフレアアウトしやすくなりますし,オトガイ筋や頬筋の過緊張があると下顎骨の成長が抑えられ,前方に成長しにくくなります。また特に下口唇を上顎前           歯の裏に挟み込む咬唇癖は,上顎前歯をフレアアウトさせると同時に,下顎前歯に対しても舌側方向に力がかかるので,下顎前歯の舌側傾斜も引き起こします。こうしてオーバージェットが大きくなると,下口唇がさらに上顎前歯の内側に入りやすくなるため,咬唇癖がさらに助長されて治りにくくなるのです。

 乳臼歯から永久歯へ生え変わるとき,通常は永久歯の崩出力のほうが乳歯より強いため,咬合高径は上がります。10代前半に下顎枝が成長することにより顔が大人っぽくなるのは,この変化によるものです。ところが閉口筋(咀嚼筋群)の過緊張によるクレンチングが強い場合は,咬合高径が上がらない。場合によってはむしろ低くなる症例もみられます。クレンチングが強いタイプは下顔面高が低く,四角い短顔(ブレーキーフェイシャルパターン)になります。このため咬合高径とクレンチングには密接な関係があると考えられています。

 過蓋咬合を改善するためには,まず臼歯部の咬合高径を獲得する必要があります。そしてそのためには、何よりも歯にかかる力(=クレンチングなど)の口腔習癖を改善する必要があります。

よだれ

今回は助手の長副が赤ちゃんのよだれについて載せます。

★唾液の生理的作用
 咀嚼で食物はすりつぶされ、唾液に溶出した成分が味覚を刺激します。また、十分に食片が咀嚼されて唾液と混ざり食塊になると、楽に飲み込むことができます。噛むほど唾液の分泌は増えますが、よく噛まなければ、すりつぶしも唾液も不足して、うまく飲み込めません。なるほど、唾液は固形物の摂取には欠かせない要素です。
 そのほか、よく知られている消化作用以外にも、表1に示すように、タンパク質分解酵素などから消化管粘膜を保護するムチンが含まれていたり、殺菌・抗菌作用により細菌感染を防いだり、pH緩衝作用で歯の再石灰化を促すなど、唾液には身体を守る生理的作用があります。
 また、食事などの刺激により分泌される唾液だけでなく、常時一定量の唾液分泌があるので、口の中は一日中潤っています。しかし、加齢や服薬などにより分泌が減少すると、日中はさほどでもないのですが、刺激による分泌が減少する睡眠中は口腔内が乾燥し、つらくなります。このように、唾液の分泌量には、個体差や年齢差、また時間差があります。

★よだれ
 母乳やミルクだけを飲んでいる赤ちゃんの唾液分泌は、多くありません。下顎乳中切歯が萌出する生後半年ごろに唾液の分泌は増加し、よたれが目立ってきます。離乳が始まる時期に分泌量が急増するのは、極めて理に叶っています。
 このころの赤ちゃんは、まだ随意に液体を飲み込めないので、唾液は自然に口の外へ漏れ出てきます。摂食・嚥下機能の発達に伴い、生後10ヶ月ごろからよだれは減少し、離乳完了期にあたる15ヶ月ごろには、起きている間のよたれは目に見えて減ります。ざまざまな性状の食品を処理でき、またコップに入った液体や溜まった唾液も随時飲み込めるようになるからです。
 よだれは、唾液の分泌量だけでなく、嚥下機能を反映する現象です。乳首からの哺乳と違い、液体をコップから飲んだり、口の中の唾液を集めて飲み込んだりする作業は、固形物の摂食・嚥下と同様、繰り返し学習から獲得する機能です。発達の個人差も大きく、入園後もよだれが止まらない子どももいますし、“いつも口が開いている”かもしれません。日常生活で困っていなければ、食環境に留意し(表2)、経過をみます。
                           デンタルハイジーン参照


酸蝕症

こんにちは、衛生士の鈴木です。今回は、酸蝕症について軽くお話しをさせていただきます。
酸蝕症とは・・・
歯の表面はエナメル質というリン酸カルシウムでできています。このリン酸カルシウムは人体で最も硬い組織です。ところが、強い酸に触れると化学反応を起こして分解し、溶けてしまいます。エナメル質が溶けてしまうとその下にある柔らかい象牙質がむき出しの状態になり、食べ物を噛んだり、歯磨きをしたりする摩擦ですり減ってしまいます。こうした状態を放っておくと、冷たいものがしみる知覚過敏症になったり、虫歯が一気に進んだりするなど、さまざまなトラブルを引き起こすことになります。この現象を歯の酸蝕といい、酸蝕によって歯が病的に傷んでしまった状態を酸蝕症と呼びます。
酸蝕症に掛かった歯には次のような特徴がみられます。・冷たいものがしみる・歯全体が丸み帯びている・歯の表面がスベスベしてツヤがある・先端が透けたり、ヒビがはいったりし ている・奥歯がすり減って深い溝や凹みがみられる・エナメル質が濁って見えたり、象牙質が透けて見えたりする
酸蝕症の原因は、2つに分けられます。

・内因性の病因    胃食道逆流症、摂食障害、アルコール依存性

・外因性の病因    酸性度の高い飲食物や医薬品、サプリメントの過剰摂取(例:みかんやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類、それらの果汁から作られたジュース、梅干し、ビタミンCなどを含む酸性のビタミン剤やサプリメント、アスピリンなどの酸性の薬剤炭酸飲料、黒酢、栄養ドリンク、ワインにスポーツ飲料)
pHが5.5以下になると歯は溶けやすくなる為注意が必要です。


酸蝕症を防ぐ為には、

①酸性の飲食物を食べた後は水で口をゆすぐ

②酸性の飲食物をだらだら食べたり、飲んだりしない

③寝る前には酸性の飲食物をさける(就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口腔内のpHが中性に戻りにくくなる為)


酸性の飲食物を多量に摂取した直後は、エナメル質が柔らかくなっている可能性があります。その為、直後に歯磨きをしない方がいいとも言われてます。唾液の力による回復が見込まれる30分程度時間を置くか、お水で口をゆすいでから歯磨きをするようにして下さい。
酸蝕症は虫歯や歯周病に続く第三の歯の疾患ともいわれます。定期的に歯の健康状態を確認しに来てください。

インフルエンザワクチンは打ちましたか?

こんにちわ!衛生士の飯田です。朝晩寒くなりましたね!コロナも心配ですがインフルエンザの季節になりました。ワクチンは打ちましたか?

人に感染するインフルエンザウイルスには主にA型とB型があり、今年流行しているのはA型です。また、A型の中でも近年感染が確認されているのが主にA(H3)、A(H1)(季節性)、A(H1)pdm09の3種型で、国立感染症研究所の報告によると、今年はA(H1)pdm09の感染者が全体の8~9割となっています。

インフルエンザウイルスは毎年小さな変異を起こしていますが、およそ10年から40年の周期で大きな変異を起こします。この大きな変異によって発生するのが“新型ウイルス”で、A(H1)pdm09は2009年に発生し、2010年にかけて世界的に大流行したウイルスです。

日本においてインフルエンザは例年1~2月に流行のピークがきますが、今年は9月に一度中規模の流行がありました。この時期には集団感染もみられました。

やはり、ワクチンの接種は11~12月に行うのがよいでしょう。ワクチンの接種の効果が出るまでに2週間程度かかり、また効果は3~8か月程度で弱まってしまうことから、接種する時期は早すぎても遅すぎてもよくないといわれています。

例年インフルエンザの流行のピークが1~2月で、春先には終息することが多いので、ワクチンの効果が現れる期間、効果の持続時間を考慮すると、流行期間をカバーできる11~12月が接種のタイミングとして適切と言えます。

痩せている、寝不足である、持病があるなど、全身状態が悪い方は免疫力が低下しているためにインフルエンザウイルスに感染しやすいといえます。特に寝不足が続いている方は免疫力が大きく低下しているので、感染するリスクが高くなります。

また、インフルエンザウイルスの有効な感染予防として、手洗いや加湿などがあります。帰宅時などに手洗い習慣がある人とない人、部屋を適切な湿度(50~60%)に保つ取り組みをしている人としていない人では、当然後者の方が感染する可能性が高いのではないでしょうか。

インフルエンザの典型的な症状は、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、体のだるさ、筋肉痛、関節痛、咳、鼻水などです。いわゆる“風邪”よりも全身症状が強く、また急激に症状が現れるのが特徴です。

ワクチンを接種しているなどで、熱があまり出ないなど症状が軽い場合も珍しくはありません。通常の風邪と見分けがつかない場合では、特に治療や検査は必要ないと考えます。

今年は中規模の流行があった9月に一時的にやや不足気味になったものの、その後は安定して供給されている印象です。ワクチン接種を受ける人が増え始める11月に入ってからも安定的に供給されています。

インフルエンザを予防するには、第一にワクチン接種が効果的です。ワクチンの効果は100%ではなく、接種してもインフルエンザにかかってしまうことはありますが、米国CDC(疾病管理センター)によると、65歳未満の健常者の場合、ワクチン接種によってインフルエンザの発症を70~90%減らすことができます。

ワクチン接種以外の予防対策として、疲労しすぎない、寝不足にならないようにするなど体調を整えておくこと、手洗いを心がけることも大切です。

また、室内を適切な湿度(50~60%)に保つこともインフルエンザの予防に効果的です。しかし、オフィスや学校といった広い施設は乾燥しやすく、加湿しにくい傾向があります。実際に、普段私たちが訪問診療に伺っているような老人ホームでも、常に加湿器を使っているにもかかわらず、かなり空気が乾燥していることがあります。そのため、加湿器を使用しているからといって安心せず、しっかりと湿度計を用いて湿度を管理したほうがよいでしょう。

小畑正孝先生参照

食の指導・口腔のケア

こんにちは、歯科助手の阿部です!今回はみなさんも大好きな”食”を関連して、それぞれの年齢に応じた食べ方の指導や支援についてお話いたします。

食べ方は、十人十色。顔かたちが違うように、一人一人特徴があります。いっしょのテーブルで同じメニューの食事を食べていても,食べる順序、噛み方、強さ、速度、回数、時間、味わい方、おいしさの表現などこんなにも多くの要素が関与し、それぞれの人で異なります。

食事の場面は非常に身近なことですが、口腔の専門家として、いかにして「食べる」を見る(診る)かについては専門性の問われるところです。

ここで私たちが行ってるそれぞれの年齢に応じた指導と支援のポイントをお伝えします。

☆乳幼児(その保護者の方)
① 歯の萌出に応じた咀嚼機能獲得のための支援
・上下の前歯が生えてきたら、前歯を使って噛み取らせる
・上下の奥歯が生えたら、硬い・繊維質の食物を食べさせ始める
・早食いや過食にならないよう、よく噛んで食べることができるような調理の工夫をする
・ゆっくり噛ませて、薄味でも満足感が得られる食べさせ方をする

②口腔機能の発達を促す食べ方の支援
・固さや大きさの異なる種々の食品を、ゆっくり食べさせる
・唇を閉じたままの咀嚼を促す

③食材に応じた噛み方,食べ方の支援
・生え揃った乳歯を使い、しっかり咀嚼させる
・食物の硬軟、大小、粘度などに応じた食べ方を学ぶ

☆学齢期の小児
① 歯の交換の体験を通した食べ方の支援
・歯が生え換わる時期は、特に唇をしっかり閉じ、生えた歯を使った食べ方をする
・歯が生え終わる時期には、噛む回数を増やした食べ方をする

②「食べ方」から生涯にわたる健康な生活を考える食育支援
・早食いと肥満の関連から、健康な食べ方を学ぶ
・生え換わる歯を通して、食べ方と歯の役割について学ぶ
・ 歯と口の状態によって、食事時間への配慮が必要なことを学ぶ
・五感が満たされる食べ方を学ぶ

☆成人
①メタボリックシンドローム予防のための「食べ方」からの指導・支援
・食べ過ぎとならずに、適量で満足するようなよく噛む食べ方への行動変容を指導する

②食物の物性に応じた食べ方(噛み方)、飲み方の指導
・「噛まない」「早食い」を防止(一口ごとにお箸を置いて噛む食べ方)するよう指導する

③食べ方と肥満、味わい満足感など身体と心に及ぼす食
べ方の指導
早食いと肥満の関連を理解したうえで,健康な食べ方
を指導する
・心に満足感の得られる五感を意識した食べ方を指導する

☆高齢者
①口腔機能の維持・向上を目指した食べ方の指導
・食前の健口体操を生活習慣にするよう指導する
・一口30 回以上ゆっくりよく噛む食べ方をする

②誤嚥・窒息の予防のための口腔ケアと食べ方の支援
・五感を十分感じられるよう、口を清潔にすることを指導する
・誤嚥・窒息の予防を意識した食べ方、食べさせ方を指導する
・咀嚼・嚥下の機能程度に食形態を合わせる指導をする(栄養士と連携)

③義歯による食べる機能の回復と食べ方の指導

④唾液の分泌を促す咀嚼の指導

今後歯科においては、乳幼児から高齢者まで、そのひとにあった食べ方や、食を通した健康づくりを推進していくことが重要です。また、ヤガサキ歯科医院では、患者様にこのような紙をお渡ししております。一緒に頑張りましょう!

デンタルハイジーン参照

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