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地域連携研修会


副院長の金子です。

不要不急の外出は自粛するようにとの要請があり、私たちも学会や勉強会の予定がそれぞれ中止になっています。今回は、2月に参加した、川崎市歯科医師会の研修について書きます。

「他職種で支える、高齢者の食べるちから」というテーマで、地域口腔サポート歯ブラシとスプーン代表 歯科衛生士 本間久恵先生にお話しいただきました。
昨年より、本間さんとは訪問診療でご一緒にお仕事させていただいておりますが、改めてじっくり本間さんの話を聞けることはとてもいい機会となりました。

2025年には3人に1人が65歳以上となる日本において、在宅医療の重要性は今後さらに高まっていく一方です。歯科医院に自力で通院可能な方だけでなく、通院困難となってしまった方にも適切な医療を提供することも、より私たちに求められていくことでしょう。

内容としては、
・歯科医院に通院困難となり、在宅で医療を受ける患者さんへの対応をどうするか・在宅医療のニーズ・他業種間での連携の重要性
など、お話しいただきました。

口の中の病気といえば、虫歯、歯周病が主なものですが、口腔機能低下症も重大な疾患の一つに挙げられています。歯が痛い・膿が溜まっている・はれている、の他に、よく噛めない、むせる、飲み込みづらい、などが口腔機能低下症に当てはまります。

最近では、歯科以外の病院でも「オーラルフレイル」のポスターを見かけます。オーラルフレイルとは、国民に口腔機能低下症の気付きを促すために作られたキャッチフレーズで、たまにむせる、噛みづらい、の症状がでてきている状態のことを指します。オーラルフレイルを感じたら、口腔機能低下症の検査を受けることをお勧めします。

口腔機能低下症により、食べ物がうまく噛み砕けずに消化不良を起こす、食べにくいものは避けて食事内容が偏る、などの状態が続くと、体内が炎症をおこしつづけ、寝たきりになるスピードが上がると言われています。したがって、この口腔機能低下症の対応が重要課題となります。

今回の研修において、内容のほぼ全てが私にとっては新鮮な情報で、自らの視野の狭さを実感しました。また、在宅医療における歯科医療従事者の役割の重要性を再認識しました。