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学齢期の子どもへの食支援と口腔ケア

 こんにちは、今回は助手の長副が学齢期の子どもの食事と口腔ケアについて調べました。

●歯の交換期における注意点とアドバイス

 就学前~小学校低学年のころには前歯が、小学校の中・高学年のころには側方歯群が生え換わります。ちょうど乳歯が脱落して永久歯が萌出するまでの間は一時的に隙間ができ、舌が突出しやすい状態になります。口唇閉鎖が弱い子どもや口呼吸している子どもの場合は、舌癖などの望ましくない習慣がつかないよう口唇閉鎖や口輪筋の筋力を高めることが必要です。

 また、生え換わりの時期には、乳臼歯が動揺して食事の際に咀嚼しにくくなる、痛みが誘発される、歯が脱落して誤嚥する危険性があることなど注意しなければいけません。すべての永久歯が萌出して咬合完了するまでの期間は、顎、口腔の形態が大きく変化して口腔のセルフケアも難しくなるため、萌出状況に応じて歯科医療機関に適切に指導をしてもるとともにセルフケアのチェックや積極的に予防することも必要です。

●思春期の子どもの食事と口腔ケア                                                                                     

 思春期になると、齲蝕だけではなく、歯肉炎や歯周病の罹患率が高くなります。セルフケアを頑張っていてもなかなか歯肉炎などが改善しない場合は、思春期特有の口腔変化の特徴を知り、プロフェッショナルケアの重要性を理解することが必要です。

 また、成人となっていく過程において、心身の発達のためには、生涯にわたる健康づくりとして、食事をバランスよく摂取していくことが重要です。特に女児(女性)は、「痩身願望」からダイエットを行う傾向がみられますが、成人女性としての身体づくりを行う必要があること、近年の痩身女性の増加から低体重児出産が増加していることなどがあります。

男児(男性)に多くみられる「早食い」「丸飲み」は、満腹感が得られにくく食事の量が多くなるため肥満度が高くなりやすく、また、「高カロリー食摂取」も肥満からメタボリックシンドロームに移行しやすいので注意が必要です。特に「朝食の欠食」「不規則な夜食の摂取」は肥満と関連があるといわれ、「朝食の欠食」は肥満児の29.2%、「間食を食べたいときに食べる」は肥満児の44.7%にみられると報告されています。肥満は不健康な食生活習慣や生活リズムが大きく関連しているので、まずは生活全体を健全化することが大切です。しかし、時代の変化とともに、親世代がインスタント食品やファストフード、コンビニ食、サプリメントを利用・活用している実情もあるため、親自身の健康への意識、負担にならない食事作りや余裕ある環境づくりが大切です。

                         文・藤岡 万里