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中野予防歯科研修会 特別講演会2014 脳からみる咀嚼の機能

中野予防歯科研修会 特別講演会2014

12月7日(日)に自分が所属している中野予防歯科研修会の特別講演会がありました。

講師は明治大学理工学部 健康医工学研究室 小野弓絵先生で「脳からみる咀嚼の機能」というテーマで講演されたのを、ドクターと衛生士で参加してきました。

小野先生は脳と咀嚼の関連について研究されており、咀嚼とアンチストレス、アンチエイジングについてとのタイトルで、ご自分の研究や、研究データを基に講演していただきました。

以下小野先生の抄録です。

単なる食物の摂取や消化だけにとどまらず,全身健康,とくに認知機能の促進と維持に対する「噛むこと」の有用性が注目されています。入れ歯の調整などで歯や口腔の状態を改善し,何でも食べられるようになると認知症の症状が改善されるという例は,訪問診療を行っておられる先生方にもご経験があるのではないでしょうか。米国の尼僧を対象に行われた調査では,75~98歳の初回の調査時点で9本以下の歯しか残っていなかった者は,17本以上残っていた者に比べて6倍以上の人が認知症の症状を示しており,さらにその後12年間の追跡調査中に認知症を新たに発症する確率も2倍以上高かったといいます。これらは残存歯数と認知症との関連,すなわち「よく噛める口腔環境」の維持が,認知機能の老化防止に大きな役割を果たしていることを示しています。「歯を食いしばって頑張る」「よく咀嚼して理解する」などの言い回しが古くから残っていることは,経験的であるにせよ,噛むことと高次脳機能の関わりが先人たちにも認識されていたことのあかしでしょう。本講演では,近年の脳科学的研究によって明らかになった咀嚼器官と認知機能との密接なかかわりについて紹介し,ストレス疾患予防・認知症予防としての「よく噛める口腔環境」づくりの有用性についてお話しさせていただきます。

今回改めてデータを基に咀嚼と脳の関係を解説していただいて、僕たちの仕事が大切であることを認識しました。

これからもしっかり噛める状態を作ったり、維持していくお手伝いを、医院として皆でおこなっていこうと思います。

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